螢川・独断と偏見感想
 

見に来てくれて、本当にありがとう うひゃひゃひゃひゃひゃ!

螢川・独断と偏見感想


なんとなくみた
BSの映画が

めちゃくちゃ面白かった

念のため事前に予約録画しておいて良かった

中学生の思春期の主人公が必死に
幼馴染の少女を思ってオナニーするの爆笑しながら
見てしまったが、

「子供の頃、母ちゃんと父ちゃんと
3人でサーカス見たやろ。
小人とかもおったし」

という、なんでもない会話が
後半に重要になってビックリ!

妙に主人公のお父さんが老けていて、
どうやらお母さんは2番目の奥さんで
彼が生まれる前に前の奥さんがいて
離婚していたらしいと徐々に
主人公も両親の過去をしっていくのだが・・・

お父さんの親友「だった」人に
お金を借りに行った時に

「お前がお腹にできたから
あいつは離婚して再婚したんだ。
わしが仲人をしてやったのに・・・。
だからわしはもうお前の父さんと絶縁した」

そして父が体調くずして急死して、死ぬ直前に
口にしたのはお母さんの名前じゃなく
別れた最初の奥さんで・・!!
そのあと、前の奥さんも線香をあげにきて

「罰があたったんですよ。借金だらけになって
貧乏になって。奥さまに恨みは
ありません。でも私は、この人に恨み節
言いたくて今日ここにきました」

「奥さまと会うのは今日が初めてですが
でも坊ちゃんと会うのは今日が2度目です。
奥さまには内緒にしていましたが
あの人が一度、坊ちゃんを連れて別れた私に
会いに来たことありました。一緒に
3人でサーカスを見に行って・・・」

なんか、もうドロドロして悲惨すぎるよ。
お父さんは結局裏切ってたんだなぁ。
ずっと最初の奥さんが好きだったのに
子供ができたから仕方なく離婚して浮気相手と
再婚して、でも14年間もずっと・・・。

最後に前の奥さんを駅まで見送って別れる場面で
彼女が泣きながら電話番号を書いた
メモをそっと渡して

「私はお金も何もいらん。何かあったときは
いつでも電話してきてええよ」

と、憎んで憎んでたまらない男の子供だけれど、
実の息子のように愛しているという
切ない親心。こんなん男が1番悪いやんけ。
2人の女を不幸にして本当に自分勝手!
思春期でオナニーばかりしてる
中学生男子にはこの現実、重すぎるやろう!!

最後の最後は、貧乏で家も手放して大阪に
引っ越すことになり、好きな幼馴染と
セックスして終わりか。なんか主人公の悶えるような
性の苦痛が気の毒でもやもやした。
いい映画だなぁ。本当、いい映画だった。

ちょい追記

我ながらあほではないかと。
この前見た映画の、主人公の親友役の子の
近況しらべたらつい1年前にイベント
やったばかりじゃないか。本当に
なんでもっと早くあの映画みなかったんだろう。
そうしたら去年お手紙だけでも
送ることが叶ったのに。我ながらあほあほ!!

先日放送していた映画の原作小説も読んだが
ほぼおんなじだった。

主人公がこたつのなかで必死にオナニーするのも
それをみた父が「オナニーはお風呂でしろ。
あとで流せる」というえろい会話も、
主人公の親友が「おらたち大人になっても
ずっと親友だ」の直後に溺死するのも
(彼が自転車を常にもっていたのは
少年ライダー隊の出身だったからかのう。
これにでている)

最後の主人公が幼馴染と蛍の大群のなかで
必死にセックスしてお母さんがそれをみて
終わるのも、原作のまんまだった。
宮本輝さんはこれで芥川賞をとったそうだけど
こんなエロ小説が芥川賞を・・・。

とりあえずいい映画だったのは間違いないので
まったり語るにも感想追記しておこう。
本当によい映画をみれたと思ったよ。
はっちゃくがこんなえろい中学生になるとは・・・。
この子、歴代で1番可愛い方
だったから余計あんな中学生になるのがえろい。