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天使の詩の日本語吹き替え版の感想
(追記・主な声優)
パパ あずさ欣平
アンドリュー 坂上也寸志(忍の兄)
マイルズ 内海敏彦
ママ 瀬能礼子
ウィルおじさん 塩見竜介
工具屋のおじさん 槐柳二
その他(たぶんいる) 石森達幸 武藤礼子
そうか
内海敏彦は堕天使
メフィストフェレスだったのか!
そういえば女ねずみ小僧でも
メフィラス星人だったしなぁ。
ここにつながっていたとは!
いかにもイタリア映画らしいというか
自転車泥棒や靴磨き、にんじんのような
子供が悲惨な運命になる映画だったが、
てっきり病弱で母親似の弟が死んで終わると思ったら、
お兄ちゃんのほうが天に召される
オチだったのね。脊椎を損傷して
2度と歩けない体になって生きるよりは
ママの所に行きたいと・・・。
この映画のいやらしさは、
・お兄ちゃんが無駄に美形すぎる
・死んだ母に弟がそっくり
・弟が病弱なんで父親は弟ばかりつい溺愛
・お兄ちゃんは1つ1つ行動が
全部裏目になってしまい
(お母さんの生きていたころの声のテープを
うっかり消してしまったり)
ますます父に嫌われていく
・弟が嘘をついて身体びしょびしょにして
熱がでて、お兄ちゃんのせいと
ますます追い詰める(本当に魔性の小悪魔!)
・親戚のおじさんだけが
お墓の花を交換しているのは
お兄ちゃんだと気づいてあげるのが
尚更に切ない・・・
「上の子は、もう死んだ母のことを
忘れてる」と、何も気づかずに愚痴る最低の父!
・今にも折れそうな木の枝に毎日ぶらさがって
自分を追い詰めていく兄
・「お兄ちゃん、僕もぶらさがりたい」と
弟がぶらさがって落ちてしまい、
お兄ちゃんが2度と歩けない体に!!
・やっとお父さんがお兄ちゃんの寂しさを、パパに
愛されてない孤独を気づいたときには
もうお母さんの所にいくのを選んでしまい・・・
・ラストでお兄ちゃんの死体にも気づかず
キスをする弟・・・まさに死の口づけ
なんか、お兄ちゃんが可哀想で可哀想で
泣けてくるんだけど、
どこかしら弟中心に見ちゃうので
可哀想な話というより、オーメンなみの弟の無償の愛=
お兄ちゃん大好き、でもお父さんも大好き、
僕がこの家の長男だから
僕が1番愛されて当然だという
弟の鬼畜な悪魔ぶりが・・・ほんまに・・・
救いようのない重さ。
内海敏彦くんって本来なら悲惨すぎる
お兄ちゃんの吹き替えのほうが
似合いそうでいて、実は魔少年の弟のほうが
似合うよね。今更に納得。
スターリングもかなりどSな所あるし
内海敏彦という少年のどこかしら感じる
自己顕示欲の強さが
個々にすべて表現されていたかんじ!!
お兄ちゃんの孤独に気づく町の時計さんが
モグラ獣人だったのは分かったが
全体にあんま知らない声優さんだったなぁ。
お兄ちゃん役の子役も、あんま知らない子だった。
そういえばお兄ちゃんが柔道の試合をしたり、
(むだにエロいなぁ)
死んだお母さんの絵が日本のアニメ風な
絵なのがちょっと違和感。
最後に死んだお兄ちゃんがその絵のお母さんと
鏡ごしに重なるのは
素晴らしい絵画美だなぁ・・・。
(追記)

1月20日
ひさしぶりに天使の詩みた
これって
かなり鉄道員と声優だぶってたんだなぁ!
鉄道員が1976年11月なら
天使の詩が少しはやい1975年8月。
亡くなった後からはじまるんで
一度も姿をみせないお母さんの、
音声テープが消されてしまうお母さんの声、
瀬能礼子やん!
内海敏彦くんはこの時にすでに
親子演じてたんだな!
お兄ちゃんがお父さんに愛されず
愛に飢えてるのも気づく親戚のおじさんも
塩見竜介さんぽいな。あらいぐまラスカルで
内海敏彦くんまた共演してる。
高圧的な家庭教師の声も
どっかで聞いたことある。武藤礼子かな?
工具屋のおじさんは槐柳二だね。モグラモグラ。
個人的に内海敏彦って
ただのいい子よりは、こういう魔少年で
兄をねちねちいじめお父さんを独占する役
(というか、パパもお兄ちゃんも
みんな僕のものだって独占支配欲か?)
案外にあうよねぇ。
マッハバロンで見えなくなる透明マントで
いたずらしてうひゃひゃひゃひゃって笑ったときの
悪魔の微笑みたい。
あと、天使の詩で坂上也寸志、
ル・ジタンでは坂上忍と
坂上兄弟と共演しているなぁ。内海くんは
声変わり前、声変わり後と
変化してるのが面白い。
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